空き家のリスク
火災
放火や自然発火などによる空き家の火災は、発見が遅れることが多く隣家を巻き込む大火災になる可能性が高いです。
倒壊
誰も住んでいない木造建物は通気や換気がされず劣化が早いと言われています。特に昭和56年以前に建てられた建物は耐震性が大きく不足している可能性があります。
倒木
庭の管理ができず樹木が伸び放題になることで、木や枝が折れ隣家や車を破損させたり、通行人に怪我をさせてしまう可能性が高くなります。
景観の悪化
放置しているので庭の草木が伸び放題だったり壁の落書きにも気付きません。そのような建物は周辺街並の調和を乱すおそれがあります。
不動産価値の低下
家は人が居住しなければ劣化が著しく進行し資産価値を大きく低下させてしまいます。資産価値が低下してしまうと売却するにも価格が下がり、賃貸をするにしても多額の修繕費用が掛かってしまいます。
治安の悪化
不法侵入や不法投棄などの犯罪に利用される懸念があり、地域の治安を著しく悪化させる恐れがあります。
増えている空き家火災「所有者の責任」はどの程度問われるの?
空き家が出火元になった場合、所有者が重過失を問われる場合があります!
「重過失」に当たるか否かは事件ごとに判断されるため、一概に該当するケースを語ることは難しいの
ですが、空き家が出火元になって隣近所に延焼した場合、管理状況など所有者の重過失が問われる可能
性はあるようです。そうなれば、空き家の持ち主に賠償責任が発生してしまいます。